管理部 人事/総務課
池本 彬人 様
組立の総合ソリューションメーカー、株式会社エスティック(以下、エスティック)。今回は、未経験から中途入社された人事ご担当者様に、エスティックの社風や求める人物像、人材戦略についてお話を伺いました。
池本さんのキャリアと、エスティックへの転職
新卒では、地域の経済団体に入社し、行政と連携したライトアップ事業の企画・運営や、京都の伝統工芸産業の振興などに取り組んでいました。地域経済を支える中小企業の経営支援にも携わり、企業の声に耳を傾けながら、どうすれば地域全体が活性化するか――そんなことを日々考え、さまざまな施策に取り組んでいましたね。
その後、エスティックに中途入社しました。入社からの2年間は、中途・新卒・派遣・パートなど幅広い採用面接を担当し、“採用のオールジャンル担当”として本当にいろいろな経験を積ませていただきました。
現在は採用に加え、社員教育や労務管理、ファシリティ管理、新制度の企画立案など、少しずつ担当領域を広げていて、新たなチャレンジを続けているところです。
「40歳になったときに何ができるか」――成長と挑戦を求めて人事の道へ
前職では一部で採用業務にも携わっていて、学生向けの採用説明会では、自部署の代表として100名規模の前でプレゼンを行う機会もありました。部署の事業内容や魅力を自分の言葉で伝える中で、人前で話すことの楽しさを感じるようになり、「自分に向いているかもしれないな」と思ったのが、人事の仕事に興味を持つきっかけでした。
転職を考え始めたのは、将来のキャリアに対する漠然とした不安からです。前職は公的な組織で安定していたものの、26歳の頃にふと「40歳になったとき、自分にはどんなスキルがあるのだろう?」と立ち止まって考える瞬間があって。そのとき、自信を持って語れる専門性や強みが、まだ自分の中にないことに気づいてしまったんですよね。
「まだ30歳にも満たない今なら、もっと成長できる。もっと挑戦できるはず」
そう強く思うようになり、新しい環境に飛び込んで自分の可能性を広げようと、転職を決意しました。
ファンを増やす」採用――候補者・人材会社・現場をつなぐ4つのこだわり
大きく4つのポイントを意識して取り組んでいます。
まず1つ目は、「人材会社様との信頼関係の構築」です。人材会社様は、いわば“商社”のような存在で、多くの企業を扱っている中、エスティックの求人だけに注力する義務はありません。だからこそ、迅速なレスポンスや丁寧なフィードバックを常に心がけ、「この企業を応援したい」と思ってもらえる関係性を築くことを何より大事にしています。
2つ目は、「ファンを増やす」という視点です。求職者様や人材会社様に少しでも好感を持っていただき、エスティックの“ファン”になってもらうことを意識しています。たとえば、「会社が急成長していて安定性がありそう」「福利厚生が整っていて働きやすそう」「面接官の雰囲気が良かった」「採用担当者の人柄に惹かれた」など、そうしたポジティブな印象を持ってもらえるよう、コミュニケーションの一つひとつを丁寧に積み重ねています。
人材会社様にとっては「紹介したくなる企業」、そして求職者様にとっては「最終的に選びたい企業」だと思ってもらえるよう、日々取り組んでいます。
3つ目は、「能動的な情報収集」です。今は“人材獲得戦国時代”と言っても過言ではないほど、採用の難易度が高まっていると実感しています。だからこそ、情報はただ受け身で待つのではなく、自分から取りにいく姿勢が欠かせません。
たとえば、求職者様の志向が選考の過程で変わることもあります。初めは「給与アップ」を重視していた方が、面接を重ねるうちに「キャリアアップの環境」を軸にするようになる――そんなケースも決して珍しくないんですよね。
この変化に気づけないままだと、こちらの訴求ポイントがズレてしまい、最終的に他社に流れてしまう可能性もあります。だからこそ、エージェント任せにせず、自分自身で候補者の変化を敏感にキャッチしにいく。その“能動的な姿勢”を常に大切にしていますね。
4つ目は、「臨場感のある面接」を意識することです。この1年半ほど、特に力を入れて取り組んでいるのが、面接を“人事と求職者の1対1の対話”で終わらせない工夫なんです。
たとえば、同席している部門の者に私から質問を投げかけたり、逆に部門の者から人事にコメントをもらったりして、やり取りの“矢”を1本から2本、3本へと広げていきます。そうすることで、より立体的でリアルなコミュニケーションが生まれ、エスティックの「風通しの良さ」や「フラットな社風」が、言葉ではなく“空気感”として自然に伝わる場になると感じています。
また、この取り組みによって、「人事が採用する」のではなく、「部門と一緒に仲間を迎え入れる」というスタイルが少しずつ根づいてきた実感もあります。今はもう、“人事だけが採用する時代”ではなく、いかに現場が当事者意識を持って採用に関わるかが大事なんだと強く思っています。
これからも、会社全体で新しい仲間を迎える、そんな採用のあり方を大切にしていきたいですね。

挑戦を後押しするエスティックの社風
良い意味でのギャップは、本当にたくさんあります。
先ほども少し触れましたが、前職は非営利団体、現職は事業会社ということもあり、組織の考え方や経営のスタンスには大きな違いがありました。
中でも特に印象的なのが、エスティックの「チャレンジを応援する社風」です。私自身、採用業務は未経験での入社でしたが、入社からわずか3週間で一次面接官を任されるなど、早い段階から大きな裁量を与えていただきました。正直驚きもありましたが、それ以上に「信じてもらえている」と感じられたことが、大きな励みになりましたね。
さらに、入社して半年が経った頃には、社長と社員をつなぐ“ランチミーティング”の企画を任せてもらいました。プレゼン資料も自分で作成して、社長に直接提案。企画が通った後は、実施に向けた準備や運用まで、一貫して担当させていただきました。ゼロから企画に関わり、形にしていくプロセスを経験できたことは、私にとって本当に大きな成長のきっかけになったと思っています。
日々の業務を通じて、エスティックのカルチャーを肌で感じられること。
そして、挑戦するチャンスに恵まれ、自らの可能性を広げていける環境があること。
これこそが、前職との“良い意味でのギャップ”だと強く実感しています。
入社当初からさらに加速する、チャレンジングな組織文化
むしろ入社当初よりも、エスティックの「チャレンジ精神にあふれる社風」はどんどん加速していると感じています。
たとえば、会社全体としての大きな挑戦のひとつが「人事制度の進化」です。
ここ数年でさまざまな新しい制度が次々と導入されていて、昨年3月には、係長以上の社員が「マネジメントコース」と「エキスパートコース」を選べる複線型の専門職制度もスタートしました。
採用に関しても、リファラル採用の積極活用に加えて、最近では社内公募制度も新たに導入しました。
人事という1つの部門だけを見ても、制度設計や採用のあり方について多角的な視点がどんどん取り入れられていて、「変化し続けることを恐れない組織」なんだなと、日々実感しています。
こうした姿勢を間近で感じられる環境にいることで、自分自身のモチベーションにもつながっていますし、エスティックらしい“チャレンジングなカルチャー”を今も強く感じながら働いています。
ギブクリエーションとの出会い
当時はすでに複数の選択肢があった中で最後まで「これ以上にベストな求人はないか」と才花様は探し続けてくださり、最終的にご紹介いただいたのがエスティックでした。
実は、ギブクリエーション様からご紹介いただいた求人票のタイトルを見た瞬間に、「これはまさに自分のための求人だ!」と感じたんです(笑)。
「採用未経験歓迎」や「グローバル人事」といったキーワードが、「採用に挑戦したい」「英語力を活かしたい」という私の希望にぴったりで、本当に嬉しかったのを今でもよく覚えています。
応募後は選考のフォローや最後の決断、入社に至るまで才花さんは親身にサポートしてくださり、今でも涙が出そうなくらい感謝していますし、今日こうしてお会いできたことも、本当に嬉しく思っています。
採用・配置・人材育成・定着率の4つを軸にした人材戦略
エスティックでは、「採用」「配置」「人材育成」「定着率」という4つの柱を人材戦略の軸と捉え、それぞれに対して明確な方針を持って取り組んでいます。
まず1つ目の「採用」については、ここ数年で採用手法の改革を急速に進めてきました。
たとえば、昨年6月には採用管理システムを導入し、業務の効率化やスピードアップを図ったほか、選考状況の可視化によって、課題の早期発見と改善アクションも取りやすくなりました。
導入からまだ1年足らずですが、すでに効果を実感しています。
また、採用チャネルの多様化にも力を入れていて、これまで人材紹介会社に約95%を頼っていた体制から大きく見直しを進めています。
現在は、リファラル採用や社内公募、ダイレクトリクルーティングなど、さまざまなチャネルを組み合わせて活用し、母集団の質と幅を広げる取り組みを進めているところです。
「キャリアチャレンジ制度」で自ら選べるキャリアへ
エスティックは現在、約200名規模の中小企業ということもあり、大手企業のように計画的かつ広範囲なジョブローテーションを実施するのは、正直なところ難しい部分がありました。これまでも一部の社員を対象に限定的なローテーションは行っていましたが、どうしても規模が限られてしまうのが実情でした。
ただ、今年度からは、若手社員のキャリアアップや組織の活性化を目的に、全従業員がより高いモチベーションを持って働ける環境を目指して、「キャリアチャレンジ制度(社内公募制度)」を新たに導入しました。
この制度によって、社員が自らの意思でキャリアを見つめ直し、希望する業務やポジションにチャレンジできる仕組みが整ってきています。
現場から自然と生まれる、学び続ける文化
そうですね。ここは、3つ目の柱でもある「人材育成」にもつながってくる部分です。
エスティックでは、新人管理職研修やリーダーシップ研修、係長研修など、階層別の研修を毎年継続して実施しており、特定の層だけに偏ることなく、組織全体の底上げを図っています。
それに加えて、各部署やチーム単位でのOJT、プロジェクトごとの勉強会といった、現場主導の育成活動も非常に活発です。
たとえば、現在ソフトウェア開発職の採用を進めている部署では、昨年の下期に、技術力の高いエンジニア社員が講師となって、若手向けにC言語の勉強会を自主的に開催していました。
こうした取り組みは、会社がトップダウンで指示するというよりも、現場の中から自然と生まれてくるんですよね。“学びが日常にある”という文化がしっかり根づいているのは、エスティックらしさのひとつだなと、改めて感じています。
制度改革で実現する、長く働き続けられる環境
エスティックでは、社員が長く働き続ける環境づくりに力を入れています。実際、離職率は3年前が約5.5%、昨年度が5.4%、そして今年度は3%と、年々着実に下がってきています。
柔軟な働き方が支える、高い定着率
ありがとうございます!背景には、“働きやすさ”を重視した制度改革の積み重ねがあると感じています。
たとえば、時差出勤制度やフレックスタイム制度に加えて、最近では1時間単位で取得できる年次有給休暇制度も導入しました。こうした柔軟な働き方を支える制度を、会社として積極的に整備してきたことが大きいのかなと思います。
また、有給休暇の取得促進にも継続して取り組んでいて、そうした会社の姿勢が社員の満足度向上や安心感につながっていると感じています。結果的に、それが定着率の改善というかたちで表れているのかな、と。
中でも、評価制度は社員の納得感に直結する非常に重要な要素です。だからこそ、今後も“透明性”と“納得性”をしっかり担保できる制度設計に、引き続き力を入れていきたいと考えています。

経営戦略と人事のつながり
実際、経営戦略と人事の取り組みは、切っても切り離せない関係にあると考えています。
もし人事がそのつながりを意識せずに動いてしまえば、会社が本当に必要としている人材を確保できなかったり、現場のニーズに合わない制度を導入してしまったりと、結果的に“自己満足の制度”に陥ってしまうリスクがあります。
だからこそ、常に「この施策は経営方針に沿っているか?」という視点を持って、施策の背景や目的を深く理解したうえで進めていくことを大切にしていますね。
採用を「経営戦略を実現する手段」と捉える
そうですね。常に“良い意味でのプレッシャー”と“責任感”を感じながら、日々の業務に取り組んでいます。決してネガティブな意味ではなく、それだけ人事の仕事が組織に与える影響が大きいということを、日々実感しているからです。
私自身も、そしてチームのメンバーも、採用は単なる人材確保ではなく、「経営戦略やビジョンを実現するための手段のひとつ」だと捉えています。その構造を正しく理解したうえで、各部門と丁寧に連携しながら、会社全体で一体となって採用に向き合っている――そんな実感があります。
プレッシャーは確かにありますが、それ以上に「目標に貢献したい」「組織を前に進めたい」という前向きな想いのほうが強いですね。
フラットで風通しの良い組織文化
エスティックは、部門の垣根を越えて気軽に声をかけ合えたり、役職や社歴にとらわれずフラットに交流できたりする、そんな風通しの良さが魅力だなと感じています。
その象徴的な取り組みのひとつが、昨年からスタートした「さん付け呼称」ですね。それまでは「社長」や「部長」といった役職名で呼ぶのが当たり前だったんですが、今では全社員を「〇〇さん」で呼ぶスタイルに統一されていて、実際に社長のことも「鈴木さん」と呼んでいるんです。
この制度が社内にしっかり浸透したことで、役職の垣根を越えて話しかけやすい雰囲気が広がり、コミュニケーションもますます活発になったと感じています。
中途入社者も馴染みやすい、オープンな職場環境
そうですね。エスティックは中途入社の社員が多いというのも特徴のひとつで、私自身も中途で入社したのですが、フラットでオープンな社風のおかげで、すぐに馴染むことができました。
また、ここ数年で進めてきた人事制度の改革も、中途入社者の活躍や定着を後押ししていると感じています。
入社後も安心して働ける仕組みが少しずつ整ってきており、先ほどお話したように、実際に定着率も着実に向上していますね。
EVシフトを追い風に広がる事業領域
これまでエスティックは、9割以上のお客様が自動車業界という、いわゆるオートモーティブ分野に特化して事業を展開してきました。
しかし今、自動車業界全体が“100年に一度の大変革期”を迎えていて、特にガソリン車からEV車へのシフトが急速に進んでいます。その影響で、お客様の層も徐々に変化しつつあります。
そうした中で、近年は大手EVメーカーとの取引もスタートしました。
EV車では、従来のガソリン車に比べて、より小さな部品が数多く使われているため、エスティックでは“小ネジ”に対応したEV向けのナットランナーを新たに開発しました。現在もこの製品は、順調に売上を伸ばしているところです。
さらにこの“小ネジ対応”の技術を応用して、これまで取引のなかった家電メーカーや、パソコン・スマートフォンなどのタブレット関連業界にも新たに参入することができました。こうした事業領域の拡大を目の当たりにする中で、エスティックにはまだまだ大きなポテンシャルと成長余地があるなと、あらためて感じていますね。
加えて、ナットランナーのグローバル市場規模は1,200億〜1,500億円と言われていて、当社の昨年度の売上は約78億円。仮に1,000億円の市場の中で10%のシェアを獲得できれば、売上は100億円に届きますし、そうなればエスティックも中小企業という枠を超えて、次のステージに進んでいけるはずだと考えています。
省人化・自動化ニーズを捉える総合ソリューション力
そうですね。EVシフトの流れに加えて、今はあらゆる業種・業界で人手不足への対応が大きな課題になっていて、省人化や生産プロセスの効率化が強く求められています。
そういった背景から、自動化設備やロボットの導入も、さまざまな現場で加速度的に進んでいる状況です。
エスティックでは、ナットランナーといった標準品だけでなく、それを組み込んだ生産設備一式もカスタムメイドで設計・製造・販売していて、ニーズに柔軟に応えられる体制を整えています。こうした対応力が、現在の市場環境の変化を追い風に変える大きな要素になっていると実感しています。
独自技術「エスティックパルス」が生み出す競争力
たとえば、当社の競争優位性の1つだと感じているのが、「エスティックパルス」という独自技術ですね。
この技術は、ねじを締める際に発生する反力――つまり、締め付けの瞬間に腕にかかる衝撃的な負担を大幅に軽減できるもので、アメリカ・中国・日本の3カ国で特許を取得しています。
特に工場で女性労働者が多いアメリカでは、こうした負担軽減のニーズが高く、新規取引の際に実際にパルスモードを体験いただいたところ、「こんなに軽く締められるんだ」と驚かれて、そのまま受注につながったケースもありました。
こうした独自技術があることで、お客様の現場課題に対する具体的な解決提案が可能になり、当社の提案力や競争力の強化にもつながっていると実感しています。

国内トップから、グローバルシェアNo.1へ
エスティックにとって最も売上規模が大きいのはアメリカ市場です。アメリカには比較的早い段階から拠点を設け、長年にわたって安定した取引基盤を築いてきました。
また、東南アジアや、近年特に注力しているインドも、今後の成長を考えるうえで非常に重要なマーケットだと思っています。特にインドは、新興経済大国として非常に高いポテンシャルを持っており、現地での売上も順調に拡大しています。今後もこうした地域を中心に、アフターサポート力の強化も図りながらグローバル展開をさらに加速させていきたいですね。
エスティックは現在、ナットランナーというニッチなBtoB製品の分野で、国内トップシェアを誇っていますが、その現状に満足することなく、これからは“グローバルシェアNo.1”を目指していきたいと考えています。
もちろん、世界には圧倒的なスケールを持つマンモス企業も存在していて、そこに到達するまでにどれくらい時間がかかるかは、正直なところわかりません。それでも、世界中の企業が抱える「締め付け」に関する課題を一つひとつ解決していくことで、社会に対してより大きな価値を届けられると信じています。
組織拡大を支えるMVV
2023年は、エスティックにとって創業30周年という大きな節目の年でした。それにあわせて、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)を新たに策定しました。
その背景にあったのは、近年の急速な組織拡大です。直近6〜7年で従業員数が大きく増えただけでなく、新拠点の立ち上げや技術部門の強化など、事業全体が一気にスケールしてきました。
一方で、組織が大きくなるにつれて、社員同士の物理的な距離が広がってきたり、「自分たちは何に向かって仕事をしているのか」といった共通認識を全員に浸透させることが、少しずつ難しくなってきたと感じる場面もあったんですよね。
そうした課題を解消し、全社員が同じ方向を向いて働けるようにする“共通の指針”としてMVVを策定した、というのが経緯です。
5つの行動指針を評価制度へ――理念を日々の仕事に根づかせる
おっしゃる通り、MVV(ミッション・ビジョン・バリュー)は、ただ策定するだけでは意味がなく、いかに現場に浸透させていくかが何よりも重要だと感じています。
人事としても、単に理念を掲げるのではなく、業務レベルでMVVを“実践に落とし込む”ことを意識して取り組んでいるところです。具体的には、社内への定期的な情報発信やMVVに関する研修の実施などを通じて、日常業務の中で自然と意識してもらえるような働きかけを続けています。
中でも特に力を入れているのが、「バリュー=行動指針」の運用です。エスティックでは、「チャレンジ」「プロ意識」「スピード」「尊重」「顧客視点」という5つの行動指針を定めましたが、それらの行動指針を評価項目に組み込む“評価制度の見直し”を今年度の重点テーマの1つとして掲げています。MVVが形だけのものにならないよう、組織の中にしっかり根づいていくよう、これからも制度面から継続的に支えていきたいですね。
エスティックで活躍する人材
一言で言うなら、「軸を持って転職活動に臨んでいる方」は、エスティックのカルチャーにフィットしやすいと感じています。たとえば、「こういう環境で、こんな仕事がしたい」といった明確な想いや目的を持っている方は、チャレンジ精神や主体性のある方だと判断できる材料になりますね。
マインド面で特に重視しているのは、“他責ではなく自責”の考え方を持っているかどうかです。それから、チームで成果を出すために、自分の役割をしっかり果たそうとする協調性があるかも重要なポイントだと考えています。こうしたマインドを持つ方は、実際に入社後も高い確率で活躍されていますね。
面接では、限られた時間の中でもそうした特性が見えるよう、質問の仕方にも工夫をしています。また、採用担当として大事にしているのは、求人票に書かれている業務内容だけでなく、「なぜこのポジションに人材が必要なのか」といった背景まできちんと理解しておくことです。
経営戦略や部門ごとの課題をしっかり踏まえて選考に臨むことで、本当に必要なポイントを見極めながら、候補者の方と深く向き合うことができると感じています。

組織を前に進める「行動する人事」へ
組織が持続的に成長していくためには、やはり従業員一人ひとりの成長が欠かせません。
その成長を後押しするには、制度や仕組みを整えるだけでなく、それをきちんと“実行につなげていく力”が必要だと思っています。
そうした中で、人事部門自らが先頭に立ち、必要なアクションを起こしながら組織全体を牽引していく。
そんな「行動する人事組織」を目指していきたいですね。
経営と現場をつなぐ視点を持って働く
ありがとうございます。
まだまだ未熟な部分も多いのですが、常に意識しているのは、「人事の取り組みが経営戦略とどう結びついているか」という視点です。
採用活動や教育研修、新たな制度づくりなど、どんな業務でも「この施策は会社の方向性に沿っているか」「経営が目指すビジョンにどう貢献できるか」を自分の中で確認しながら進めるようにしています。
そうやって仕事に向き合うことが、結果として“視座高く働く”ことにつながっているのかもしれません。
転職者へのメッセージ
エスティックの魅力は本当にたくさんありますが、特にお伝えしたいのは「3つの大きな魅力」です。
まず1つ目は、「堅実な経営基盤」です。
エスティックの創業者は、過去に2度の倒産を経験したことから、「未来永劫存続する会社をつくる」という強い想いをもってエスティックを立ち上げました。その理念は現在の2代目社長にも色濃く受け継がれていて、経営の安定性を支え続けています。
創業から約30年にわたって黒字経営を継続しているのも、成長を追い求めつつ、堅実に経営をしてきたからこそだと思います。いまや大手企業でさえ経営不振や倒産が起きる時代の中で、エスティックの強固な財務基盤は大きな強みだと感じていますね。
2つ目は、「従業員ファースト」の社風です。
創業以来、利益はできる限り従業員に還元するという方針のもと、これまでコンスタントに決算賞与を支給してきました。
また、節目となる周年事業も、従業員への感謝を形にする大切な機会と位置づけています。たとえば20周年にはグアム、25周年にはハワイへの社員旅行を実施。そして30周年には、ご家族も招待してユニバーサル・スタジオ・ジャパンで大規模な記念イベントを開催しました。
当日はユニバーサル・スタジオ・ジャパンの施設の一部を貸し切り、セレモニーや特別ショー、美味しいビュッフェに加えて、ワンデーパス・エクスプレスパス・食事券・お土産券まで一人ひとりに配布しましたが、多くの方から「特別な1日だった」と嬉しい声をいただいています。
こうした取り組みを通じて、会社と従業員、そしてそのご家族とのつながりが深まり、組織としての一体感や、次の5年に向けたモチベーションにもつながっていると感じています。
3つ目は、「チャレンジを応援する文化」です。
若手や未経験での入社でも、早い段階から裁量のある仕事を任せてもらえる風土があり、アイデアや提案にもきちんと耳を傾けてもらえる環境が整っています。
だからこそ、挑戦する意志がある方にとっては、大きく成長できるチャンスが広がっている会社だと自信を持って言えますね。エスティックには、会社や技術に誇りを持って働く仲間がたくさんいます。
挑戦を楽しみたい方、自ら考え動き、成長していきたい方にとっては、きっとぴったりの環境だと思います。少しでもご興味をお持ちいただけた方は、ぜひご応募ください。
皆さまとお会いできる日を、心から楽しみにしています。

※本記事に掲載されている内容、および社員の所属・入社年数等の情報は、2025年3月取材当時のものです。



