ヤンマーの事業は、トラクターやエンジンだけにとどまりません。「大地・海・都市」を事業領域に掲げ、アグリ、マリン(船舶用エンジン)、建機、エネルギーシステムまで、食料生産から海の産業、都市インフラ、エネルギーを支えています。事業に共通するのは「最大の豊かさを、最少の資源で実現する」という考え方です。2050年までのカーボンニュートラルを掲げる「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」のもと、代替燃料や燃料電池の開発にも取り組んでいます。
本記事では、中途採用状況や、転職に成功するためのコツなどを、求める人材像やギブクリエーション独自知見からわかりやすくまとめています。
ヤンマーの中途採用状況・難易度
ヤンマーホールディングスのキャリア採用では、書類審査の後にWeb適性検査と2回の面接が行われます。合格率は公表されておらず、中途採用比率を選考難易度に置き換えることはできません。応募職種で求められる経験と自身の実績を関連付け、職務経歴書と面接で一貫して説明できるようにしましょう。
ヤンマーホールディングスが2024年9月13日に公表した年度別の中途採用比率は、次のとおりです。
年度 | 中途採用比率 |
|---|---|
2021年度 | 0% |
2022年度 | 85% |
2023年度 | 59% |
選考方法について、公式ページには次のように明記されています。
適性検査と2回の面接により合否を決定します。
出典:選考の流れ|キャリア採用|採用|ヤンマー
職務経歴書には、担当業務だけでなく、取り組んだ課題、自身の行動、関係者との連携、得られた成果を具体的に記載しましょう。面接でも経験や強みを説明しやすくなります。
出典:募集要項|キャリア採用|採用|ヤンマー
出典:選考の流れ|キャリア採用|採用|ヤンマー
募集職種・求人
ヤンマーグループの仕事は、研究や製品開発から製造、営業、アフターサービス、管理部門まで広がっています。公式サイトで紹介されている主な職種は、次のとおりです。
- 研究・先行開発
- 開発・設計・試験
- 生産技術・品質管理・品質保証
- 資材・生産管理
- 営業・営業企画
- 技術サービス・エンジニアリング
- 人事総務・経理・法務・広報・システム・財務
ヤンマーホールディングスのキャリア採用で示されている応募資格と勤務地は、次のとおりです。
職種区分 | 応募資格 |
|---|---|
技術系 | 高専卒以上 |
事務系 | 四年制大学卒以上 |
出典:募集要項|キャリア採用|採用|ヤンマー
出典:ヤンマーの職種紹介|仕事を知る|新卒採用|採用|ヤンマー
転職方法・求める人材・選考・成功のコツ
選考では、応募職種で生かせる経験と、ヤンマーが求める人物像に合う行動を、具体的なエピソードで伝える必要があります。
求める人材
ヤンマーは、グローバルな視点、自律的な行動、周囲との連携、企業理念への共感を持つ人材を求めています。公式サイトに示されている人物像は、次の4点です。
常にグローバルな視点で発想でき、自分が取り組んでいることが世界にどんな影響を与えるのか絶えず意識できる人。
行動力と成長意欲を持って、自律的にアクションを起こせる人。
周囲と積極的にコミュニケーションをとりチームワークを発揮できる人。
そして、ヤンマーのミッションステートメント・パーパスに共感し、地球と人類の未来のために情熱を燃やせる人。
ぜひヤンマーで世界を舞台に活躍し、自らの可能性をどこまでも追求してみてください。
出典:採用メッセージ|キャリア採用|採用|ヤンマー
志望動機では、自ら課題を発見して改善した経験や、関係者と連携して成果を上げた経験を具体的に説明しましょう。ヤンマーが求める人物像に合うことを示しやすくなります。
選考の進め方
応募から内定までは約4週間が目安です。書類審査後にはWeb適性検査と2回の面接があり、原則として一次面接はWeb、最終面接は大阪本社で行われます。内定から入社までは1〜2か月が目安とされています。
選考工程 | 内容 |
|---|---|
書類審査 | 提出書類による審査 |
面接・Web適性検査 | 面接は2回。原則として一次面接はWeb、最終面接は大阪本社で実施 |
内定 | 応募から内定まで約4週間が目安 |
入社 | 内定から1〜2か月が目安 |
職務経歴書に記載した実績について、課題、自身の役割、判断した理由、関係者との連携、成果を説明できるようにしましょう。応募職種で生かせる経験が伝わりやすくなります。
出典:選考の流れ|キャリア採用|採用|ヤンマー
成功のコツ
ヤンマーグループは「大地・海・都市」に関わる事業を展開しています。志望動機では、関心のある事業、解決したい顧客課題、自身の経験を生かした貢献方法を一貫して説明しましょう。
職務経歴を整理する際は、成果だけでなく、その成果を得るまでの判断や行動も具体化しましょう。自ら行動し、周囲と連携して成果を上げた経験を、次の項目に分けて整理しましょう。
- 取り組む必要があった課題
- 課題に対して自分が考え、行動したこと
- 他部門や顧客など、周囲と連携したこと
- 行動によって生まれた成果
- 同様の課題でも生かせる知識や進め方
経験の棚卸しから職種の比較、面接で伝える内容の具体化まで進めたい方は、ギブクリエーションの無料面談で相談できます。
出典:事業内容|企業情報|ヤンマー
出典:ABOUT YANMAR|キャリア採用|採用|ヤンマー
会社・事業・業績
ヤンマーグループは、「大地・海・都市」を事業領域とし、食料生産、海上輸送や漁業、都市インフラ、エネルギーに関わる製品とサービスを展開しています。各事業には、少ない資源で豊かな暮らしを実現するという考え方が共通しています。
創業以来、受け継がれてきた開拓者精神をベースに、人々のより良い暮らしを目指してきたヤンマー。
課題解決に取り組むなかで、“最大の豊かさを最少の資源で実現する”テクノロジーを追求してきました。
人が、いつまでも豊かに暮らせること。自然が、いつまでも豊かであり続けること。
2つが両立した持続可能な社会のために。
これからも私たちは、未来につながる社会とより豊かな社会を実現するため、
テクノロジーで“新しい豊かさ”を切り拓き続けます。
出典:事業内容|企業情報|ヤンマー
事業領域と提供価値の関係は、次のように整理できます。
事業フィールド | 主な事業 |
|---|---|
大地 | アグリ、食農 |
海 | マリン |
都市 | 建機、エネルギーシステム |
各事業が、食料生産、海運・漁業、都市インフラ、エネルギーに関するどの課題を解決しているのかを確認しましょう。志望職種で担いたい役割を具体化しやすくなります。
業績と中長期の方向性
ヤンマーグループは非上場企業であり、売上高や営業利益などの詳細な連結業績は、上場企業のように定期開示されていません。そのため、中長期の方向性を確認する際は、公式に公表されている事業方針や環境目標を見る必要があります。
ヤンマーグループが掲げている長期方針の一つが、「YANMAR GREEN CHALLENGE 2050」です。同方針では、2050年に向けて、企業活動に伴う温室効果ガスの排出削減や資源循環に取り組むとともに、顧客がヤンマー製品を使用する際の環境負荷低減にも貢献することを目指しています。
主な課題は次の3つです。
- GHG排出量ゼロの企業活動を実現する
- 循環する資源を基に、環境負荷のない企業活動を実現する
- 顧客のGHG排出量削減と資源循環に貢献する
具体的には、代替燃料に対応したエンジンや燃料電池、電動農業機械、電動建設機械などの技術開発を進めています。研究開発や設計だけでなく、生産技術、調達、品質管理、営業、アフターサービスなど、幅広い職種が関わる取り組みです。
転職先として検討する際は、現在の製品や事業だけでなく、脱炭素化、電動化、資源循環といった今後の重点分野も確認すると、入社後に求められる役割を理解しやすくなります。
出典:YANMAR GREEN CHALLENGE 2050
出典:Challenge|YANMAR GREEN CHALLENGE 2050
年収・福利厚生
ヤンマーホールディングスのキャリア採用では、年収額ではなく、学歴別の月給最低保証額が示されています。給与は経験を考慮して優遇され、給与改定は年1回、賞与は年2回です。想定年収は公開されていないため、転職後の待遇は、月給の最低保証額、手当、賞与、勤務条件、福利厚生を基に確認しましょう。
出典:募集要項|キャリア採用|採用|ヤンマー
勤務条件と福利厚生
勤務条件と福利厚生は次のとおりです。年間休日は2024年実績です。
項目 | 内容 |
|---|---|
契約期間 | 期間の定めなし |
試用期間 | 入社後2か月 |
月給 | 修士卒27.5万円以上/大卒25.5万円以上/高専卒23.5万円以上 |
給与改定・賞与 | 給与改定年1回/賞与年2回 |
勤務時間 | 9:00~17:40、休憩45分 |
休日 | 年間休日128日 |
福利厚生 | 社会保険、財形貯蓄、独身寮・単身寮、社宅など |
月給は学歴別の最低保証額であり、経験を考慮して優遇されます。
出典:募集要項|キャリア採用|採用|ヤンマー
働き方・キャリア支援
ヤンマーでは、専門性を高める育成制度や、社内公募・自己申告によって異動を希望できる制度が設けられています。キャリア採用ページに掲載されている主な育成制度と勤務制度は、次のとおりです。CDP制度:専門性を育てるキャリア形成の仕組み
- ヤンマーキャリアチャレンジ制度:グループ内公募によって新たな仕事へ挑戦する制度
- 自己申告制度:異動に関する希望を申告する制度
- 海外ビジネススキル研修:海外での事業に必要な力を身に付ける研修
- 在宅勤務制度:ヤンマーホールディングスの全国総合職向け福利厚生ページに記載された勤務制度
- フレックスタイム制:ヤンマーホールディングスの全国総合職向け福利厚生ページに記載された勤務制度
CDP制度では、技術者の能力を可視化し、研修や育成異動を通じて専門性を高めます。社内公募制度や自己申告制度を利用して、希望する職務や部署への異動を申し出ることもできます。
出典:募集要項|キャリア採用|採用|ヤンマー
出典:福利厚生|採用基本情報|新卒採用|採用|ヤンマー
転職を検討する方へ
ヤンマーへの転職を検討する際は、自身の専門性を生かせる事業や職種を確認しましょう。アグリ、マリン、建機、エネルギーシステムでは、製品や顧客、求められる技術が異なります。
職務経歴書や面接では、過去の業界名や職種名だけでなく、解決した課題、活用した専門知識、自ら行動した内容、関係者との連携、得られた成果を説明しましょう。その経験を志望する事業や職種と関連付けることが重要です。自身の仕事が顧客や社会に与えた影響と、入社後に取り組みたい課題を説明すると、事業への理解と自身の経験をまとめて伝えられます。
ヤンマーの事業領域と自分の経験の接点を整理し、職種の比較や選考準備を進めたい方は、ギブクリエーションの無料面談を活用できます。



