ローム株式会社

【ローム株式会社】中途採用・転職のコツ・年収や働き方まで徹底解説

電気自動車や産業機器、AIサーバーの中で、ロームの半導体は当たり前のように働いています。同社はLSI、半導体素子、モジュール、抵抗器を扱う電子部品の総合メーカーで、近年はEVや産業機器の省エネを支えるSiCパワーデバイスに力を注いでいます。2026年3月期の連結売上高は4,811億円。「われわれは、つねに品質を第一とする」という企業目的のもと、LSIとパワーデバイスを組み合わせたソリューションを強みにしています。

本記事では、中途採用状況や、転職に成功するためのコツなどを、求める人材像やギブクリエーション独自知見からわかりやすくまとめています。

ロームの中途採用状況・難易度

ロームは、即戦力となる人材を対象にキャリア採用を随時実施しています。ただし、中途採用だけの競争倍率は公式に開示されていません。第68期有価証券報告書で確認できるローム株式会社の競争倍率は、男性10.0倍、女性16.1倍ですが、新卒と中途を分けない採用全体の指標です。中途採用の難易度をこの数字だけで判断することはできません。

同じ開示におけるローム株式会社の中途採用実績は男性3人、女性0人です。

指標

男性

女性

採用における競争倍率

10.0倍

16.1倍

中途採用実績

3人

0人

出典:採用情報(キャリア採用について)
出典:有価証券報告書等(第68期)

募集職種・求人

ロームのキャリア採用では、半導体の研究・開発だけでなく、製品の事業化や顧客提案、社内基盤の整備に関わる職種も確認できます。公式の求人一覧は、経営戦略、研究開発、マーケティング、LSI開発、SiCパワーデバイス、IT、営業の本部別です。

主な募集領域と生かせる経験は、次のとおりです。

  • 研究開発センター:デバイス、材料、回路、製造技術などの専門知識

    LSI開発本部・SiCパワーデバイス事業本部:アナログ、ロジック、メモリ、パワーデバイスの設計・開発・生産経験

    IT統括本部・営業統括本部・経営戦略本部・マーケティング本部:社内システムの整備、顧客への技術提案、事業運営、市場分析の経験

ロームグループの事業区分は、LSI、半導体素子、モジュール、その他に分かれ、その他には抵抗器が含まれます。自身の経験に近い事業区分を確認し、開発から販売までのどの工程を担当したか整理しましょう。

出典:求人一覧(本部別)|ローム株式会社
出典:有価証券報告書等(第68期)

転職方法・求める人材・選考・成功のコツ

ロームの選考では、品質を重視してきた経験と、自身の専門性や実績を具体的に伝えることが重要です。ここからは、求める人材、選考の流れ、選考対策を解説します。

求める人材

ロームは、企業目的や方針に共感し、自ら専門性を高めながら、多様な人材と協働して事業の成長に貢献できる人を求めています。以下は新卒採用ページですが、ロームが大切にする人物像がまとめられています。

様々な背景からなる個々人の考え方や価値観は多様です。
こうした多様な個性を持つ社員がお互いの考え方をぶつけ合い、尊重することで、創造的なアイデア、革新的な提案が生まれるとロームは考えています。
ただ、仕事に対する姿勢については共通の心構えを持っている人材を求めています。
“高い志を持ち、仕事に情熱を持って打ち込める”これがロームの求める人物像です。

出典:求める人物像

選考では、企業目的への共感を述べるだけでなく、自身の行動や成果で裏付けましょう。

  • ロームの企業目的と、自分が仕事で重視してきたことの接点
  • 必要な専門性を自ら学び、仕事の成果につなげた行動
  • 部門や顧客と協働し、品質や顧客価値を高めた実績

品質改善の経験を伝える際は、発見した問題、自身と関係者の役割、変更した工程、判断の根拠、改善後の数値を説明しましょう。また、異なる専門性を持つ人と協力して成果を上げた経験も、具体的に示すことが重要です。

出典:人財マネジメント

選考の進め方

公式の採用フローは、WEBエントリー、書類選考・WEB適性検査、一次選考、最終選考、内々定の順です。二次選考は、キャリア選考では実施しないと明記されています。

段階

公式に示される内容

WEBエントリー

Webから応募

書類選考・WEB適性検査

エントリーシートの提出と適性検査

一次選考

面接またはグループワーク

最終選考

部署による面接

内々定

選考結果の通知

職務経歴書には、直面した課題、担当工程、協働した相手、自身の役割、成果を記載しましょう。面接でも同じ内容をもとに、品質向上や顧客課題の解決、事業への貢献を説明することで、応募書類との一貫性を保てます。

出典:採用フロー

成功のコツ

選考では、自身の専門性をロームの事業課題にどう生かせるかを説明する必要があります。第2期中期経営計画で掲げる構造改革やSiC事業の収益化を踏まえ、次の3点を整理しましょう。

  • 自分の専門性が、LSI、半導体素子、モジュールなどのどの事業領域につながるか
  • 品質向上や顧客課題の解決に向けて、どのように判断・行動したか
  • 構造改革やSiC事業の収益化が進むなかで、自分がどの役割を担えるか

成果を上げるために行った判断や工夫を整理し、自身の技術、顧客・用途への理解、量産・品質業務の経験を求人要件と照らし合わせましょう。求人の選定や選考で伝える内容を詰めたい方は、ギブクリエーションの無料面談を活用できます。

出典:有価証券報告書等(第68期)

会社・事業・業績

ロームグループは、LSI、半導体素子、モジュール、抵抗器を扱う電子部品の総合メーカーです。企業研究では、製品・事業、現在の業績、中期経営計画を分けて確認しましょう。

出典:ロームの事業

業績と中長期の方向性

ロームグループは、LSI、半導体素子、モジュール、抵抗器を扱う電子部品の総合メーカーです。

2026年3月期の連結売上高は4,811億円、営業利益は108億円でした。営業損益は前期の赤字から黒字へ転換した一方、SiC事業の固定資産を中心とする減損により、親会社株主に帰属する当期純損失は1,584億円となっています。第2期中期経営計画「MOVING FORWARD to 2028」では、2028年度の財務目標として売上高5,000億円以上、営業利益率20%以上、自己資本利益率を示すROE9%以上を掲げています。

2026年3月期の実績と2028年度の目標を分けると、事業の現在地と中期の方向性は次のようになります。

事業区分

主な製品

LSI

アナログ、ロジック、メモリなど

半導体素子

ダイオード、トランジスタ、発光ダイオード、半導体レーザー、パワーデバイス

モジュール

プリントヘッド、オプティカル・モジュールなど

その他

抵抗器

指標

2026年3月期実績

中長期目標

売上高

4,811億円

5,000億円以上

営業利益

108億円

営業利益率

20%以上

ROE

9%以上

当期純損失

1,584億円

ロームは、人材の採用と育成を長期的な企業成長の基盤に位置付けています。転職を検討する際は、構造改革やSiC事業の収益化に対して、自身の専門性をどう生かせるか確認しましょう。

出典:ロームの事業

年収・福利厚生

ローム株式会社の平均年間給与は、特定の職種や中途採用者に限った数値ではありません。個別求人の給与条件と、福利厚生・勤務制度を分けて確認しましょう。

出典:有価証券報告書等(第68期)
出典:入社後のフォロー体制

勤務条件と福利厚生

2026年3月31日時点におけるローム株式会社の平均年間給与は803万5,000円です。この金額には賞与と基準外賃金が含まれます。特定の職種や等級の想定年収ではなく、ローム株式会社全体の平均であるため、転職後の給与額そのものを示す数字ではありません。

ローム株式会社の採用サイトには、厚生施設、住宅補助、健康支援、育児支援が掲載されています。年間休日は2022年度実績で127日です。

項目

数値

平均年間給与

803万5,000円

年間休日

127日

出典:有価証券報告書等(第68期)
出典:入社後のフォロー体制

働き方・キャリア支援

ロームグループは、多様な働き方によるワーク・ライフ・バランスの実現を労働方針に掲げています。入社後の成長を支える仕組みも示しています。

  • 労働方針では、多様な働き方を通じたワーク・ライフ・バランスの実現を目指しています。
  • 入社後は、OJTリーダーとメンターが業務習得や職場への適応を支援します。
  • 年次、グレード、役職に応じた研修に加え、資格取得案内や自己啓発支援が掲載されています。
  • 第2期中期経営計画に伴い、人的資本の重点課題を「主体的なキャリア形成を支える人財育成基盤の強化」へ変更しています。

OJTリーダーやメンターによる支援に加え、階層別研修や自己啓発制度が用意されています。実務の習得から、その後のキャリア形成まで継続して学べる仕組みです。

出典:労働マネジメント
出典:入社後のフォロー体制
出典:有価証券報告書等(第68期)

転職を検討する方へ

ロームは、LSIとパワーデバイスを組み合わせたソリューションを強みとしています。顧客の用途を理解し、量産や品質までつないだ経験があれば、複数の技術を組み合わせて価値を生む事業との接点を説明できます。

経験の棚卸しでは、次の3つの接点が軸になります。

  • 技術では、回路、デバイス、材料、製造技術など、成果の土台となった専門性を明確にする。
  • 顧客・用途では、車載、産業機器、AIサーバーなど、技術が使われる場面と解決した課題を結び付ける。
  • 量産・品質では、開発した技術を安定した製品として届けるまでに担った工程と改善実績を示す。

専門技術、顧客課題、量産・品質への取り組みを一つの事例として説明することで、自身が製品開発や事業にどう貢献できるかを伝えられます。

実績を専門技術、顧客・用途、量産・品質の観点から整理すると、自身に合う職種や入社後に担える業務が明確になります。強みを生かせる求人や選考で伝える内容を整理したい方は、ギブクリエーションの無料面談を活用できます。実績を技術、顧客・用途、量産・品質から分解すると、次のキャリアで担える役割が具体的になります。

出典:LSI事業
出典:ロームの事業

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