通販の物流倉庫から半導体工場、空港の手荷物レーンまでモノを「運ぶ・保管する・仕分ける」自動化システムを手がけるのがダイフクです。イントラロジスティクス、クリーンルーム、オートモーティブ、エアポートなど6つの事業領域で、マテリアルハンドリングと呼ばれる物流・生産現場の自動化を担っています。2025年12月期のグループ連結売上高は6,607億円、営業利益率は15.3%。世界20カ国・地域以上に生産・販売拠点を広げるグローバル企業です。
本記事では、中途採用状況や、転職に成功するためのコツなどを、求める人材像やギブクリエーション独自知見からわかりやすくまとめています。
ダイフクの中途採用状況・難易度
中途採用比率は、2023・2024年度が56%、2025年度が62%です。
年度 | 正規雇用労働者に占める中途採用比率 |
|---|---|
2023年度 | 56% |
2024年度 | 56% |
2025年度 | 62% |
採用選考について、ダイフクは次の方針を掲げています。
ご本人の適性・能力のみを基準とし、公正な採用選考を行います。
出典:募集要項/選考プロセス
倍率や合格率は公表されていません。応募する際は、希望職種の業務に生かせる経験や専門性を具体的に示すことが重要です。
ダイフクの募集職種・求人
ダイフクグループは、顧客の課題に応じてマテリアルハンドリングシステムを設計・製造し、据え付けから保守まで一貫して担っています。
職種群 | 主な業務 |
|---|---|
営業 | 顧客の課題を把握し、システムを提案する |
エンジニアリング | システムの仕様を検討し、関係部門を調整する |
機械・電気・ソフト設計 | 機械設備、制御システム、ソフトウェアを設計する |
生産管理・調達・製造 | 生産計画、部材調達、製造、品質管理を担う |
フィールドエンジニア | 設備の据え付け、点検、保守を担う |
コーポレート・IT職 | 人事、総務、財務、経理、社内IT、広報、法務、知的財産を担う |
職種紹介では、営業、エンジニアリング、機械・電気・ソフト設計、生産管理・調達、製造、フィールドエンジニアといった職種が示されています。キャリア採用情報には、ソフトウェア開発、フィールドエンジニア、制御設計、システム開発で働く社員の事例も掲載されています。
出典:職種紹介
出典:キャリア採用情報
ダイフクへの転職方法・求める人材・選考・成功のコツ
ダイフクのキャリア採用では、希望職種に必要な専門性を確認し、自身が顧客や現場の課題を解決した経験と結び付けて伝えることが重要です。ここでは、職務経歴書や面接で整理すべき内容を、同社の理念と選考プロセスに沿って解説します。
求める人材
ダイフクグループは、革新的技術と最適・最良のソリューションによって社会に貢献する方針を掲げています。応募者には、専門知識だけでなく、顧客や現場の課題を把握し、関係者と協力して解決する力が求められます。
多様性を尊重する自由闊達な企業風土のもと、一人ひとりが変革に挑戦します。同時に、経営基盤を強化し透明性の高いグローバル経営を行います。
出典:理念体系
職務経歴では、次の経験を整理します。
- 専門性を発揮した対象、担当した役割、用いた技術や知識
- 顧客や現場の要件を整理し、優先順位を付けた経験
- 設計、製造、営業など異なる部門と協働して成果につなげた事例
- 安全や品質を優先し、制約のある状況で判断した経験
マテリアルハンドリングシステムは、保管、搬送、仕分け・ピッキング、情報システムなどを組み合わせて構築されます。応募書類や面接では、自身の専門業務だけでなく、前後の工程や利用者への影響を考慮して取り組んだ経験も伝えましょう。
出典:理念体系
出典:事業概要
選考の進め方
公式に示されている選考プロセスは、書類選考、適性検査・一次面接、最終面接、合格の順です。書類選考から内定までは概ね1〜2カ月とされています。
選考段階 | 公式の内容 | 主な準備 |
|---|---|---|
書類選考 | 履歴書・職務経歴書を提出 | 希望職種に生かせる経験と成果を整理する |
適性検査・一次面接 | 適性検査と一次面接 | 担当業務、役割、取り組みの過程と成果を説明する |
最終面接 | 最終面接 | 志望理由と入社後に取り組みたい仕事を説明する |
選考結果 | 合否の連絡 | 入社条件や入社可能時期を確認する |
応募書類では、これまで扱った製品、工程、顧客、技術のうち、希望職種に生かせる経験を具体的に示します。面接では、直面した課題、関係者との連携、自身の判断、得られた成果を順に説明しましょう。
出典:募集要項/選考プロセス
成功のコツ
志望職種に関連する製品、工程、顧客、技術を整理し、自身の役割と、品質・安全・納期・コストの改善成果を具体的に伝えましょう。
- 希望職種と接続する専門経験
- 案件の制約と、その中で担った役割
- 品質、安全、納期、コストに関する数値または具体的な改善結果
- 異なる専門や地域の関係者と協働した経験
ダイフクは、世界20カ国・地域以上に生産・販売拠点を展開しています。海外の関係者と協働した経験や英語を使用した経験がある場合は、使用した場面と自身の役割を具体的に伝えましょう。
キャリア採用FAQでは、グローバルな仕事に必要な姿勢を次のように示しています。
当社はビジネスをグローバルに展開し、数多くの海外案件を取り扱っています。
海外勤務はもちろんのこと、日本国内においても海外案件に携わる可能性があります
国内外を問わず、グローバルなコミュニケーション能力を会社として重要視しています。
出典:キャリア採用FAQ
職種ごとの経験のつなぎ方、実績の棚卸し、面接での伝え方を整理したい方は、ギブクリエーションの無料面談を活用できます。
ダイフクの会社・事業・業績
ダイフクグループは、保管、搬送、仕分け・ピッキング、情報システムを組み合わせたマテリアルハンドリングシステムを提供し、物流・生産現場の自動化を支えています。2025年12月31日時点の連結従業員数は11,417人で、6つの主要事業を展開しています。事業概要では、提供価値を次のように説明しています。
ダイフクは1937年の創業以来、モノを動かす“マテリアルハンドリング(マテハン)”に携わってきました。さまざまな分野において、保管、搬送、仕分け・ピッキング、情報システムというマテハンの多様な要素を組み合わせ最適・最良のソリューションを提供しています。
出典:事業概要
- イントラロジスティクス:一般産業向けの物流・保管・搬送システム
- クリーンルーム:半導体・フラットパネルディスプレイ製造向けの搬送システム
- オートモーティブ:自動車生産ライン向けシステム
- エアポート:空港の手荷物搬送システム
- オートウォッシュ:洗車機・洗車関連システム
- エレクトロニクス:電子部品製造向けシステム
2025年12月期の連結売上高は6,607億24百万円、営業利益は1,008億16百万円、親会社株主に帰属する当期純利益は780億96百万円です。営業利益率は15.3%でした。
出典:ダイフクレポート2026
業績と中長期の方向性
ダイフクグループは2024年4月から2027年12月を対象に2027年中期経営計画を進めています。2026年2月更新後の2027年目標は、連結売上高8,000億円、営業利益率15.0%、営業利益額1,200億円、ROE17.0%です。2030年には売上高1兆円、営業利益額1,500億円を目指します。
長期ビジョンでは、将来に向けた姿勢を次のように掲げています。
未来を見据えた新たな発想での取り組みを強化し、ステークホルダーへ革新的な影響を生み出すことにより、目指すべき経済・社会価値を実現する
出典:長期ビジョン・中期経営計画
中期経営計画では、AIやロボティクスなどの先端技術、新規事業の創出、米国・インドをはじめとする海外事業の成長、収益性の向上に取り組む方針です。転職を検討する際は、これらの取り組みのうち、自身の経験を生かせる領域を確認しましょう。
出典:ダイフクレポート2026
ダイフクの年収・福利厚生
株式会社ダイフクの第110期有価証券報告書では、2025年12月31日現在の平均年間給与は917万9,854円です。賞与および基準外賃金を含む単体従業員の平均です。
指標 | 数値 |
|---|---|
従業員数 | 3,858人 |
平均年齢 | 41.6歳 |
平均勤続年数 | 14.7年 |
平均年間給与 | 917万9,854円 |
福利厚生には、カフェテリアプラン、WELBOX、独身寮、社宅、持株会、財形制度、育児・介護支援、退職金制度などがあります。平均年間給与は全従業員を対象とした統計であるため、応募職種の給与条件とは分けて確認しましょう。
出典:第110期有価証券報告書
出典:募集要項/選考プロセス
勤務条件と福利厚生
勤務時間は8時30分から17時まで、営業系は9時から17時30分までで、所定労働時間は7時間45分、休憩は45分です。一部フレックスタイム制度があり、2026年度の年間休日は125日とされています。
項目 | 内容 |
|---|---|
勤務時間 | 8:30〜17:00、営業系は9:00〜17:30 |
休日休暇 | 2026年度の年間休日125日 |
昇給・賞与 | 昇給、賞与の制度あり |
社会保険 | 各種社会保険を完備 |
教育制度 | 階層別研修、海外赴任前研修、海外語学・海外ビジネストレーニー、通信教育 |
カフェテリアプラン、WELBOX、独身寮・社宅、持株会、財形、育児・介護支援、退職金制度が案内されています。
出典:募集要項/選考プロセス
ダイフクの働き方・キャリア支援
ダイフクは、フレックスタイム制度や週2回までの在宅勤務を導入しています。育児や介護との両立を支援する短時間勤務制度や休暇制度も設けています。勤務制度とキャリア支援制度を分けて確認すると、自身の希望に合う働き方か判断しやすくなります。
働き方・支援 | 制度の内容 |
|---|---|
フレックスタイム | 勤務時間を柔軟に調整する制度 |
在宅勤務 | 週2回を限度とする在宅勤務 |
育児・介護支援 | 短時間勤務、休暇など両立を支える制度 |
キャリア採用者研修 | 入社後の立ち上がりを支える研修 |
資格取得支援 | 業務に関わる学びを支える仕組み |
社内公募・社内出向 | 部門を越えたキャリアの選択肢 |
キャリア形成については、社内での挑戦機会を次のように説明しています。
従業員一人ひとりが能力を最大化し、組織全体の生産性を高めていくために、多様な人材の活躍や自律的なキャリア形成の促進にも注力しています。社内公募制度や社内出向制度を導入しており、事業部門を越えた人材の異動が加速し、キャリアパスの選択肢も広がっています。また、リーダー養成研修をはじめとする選抜型の研修の拡充等にも取り組んでおり、未来を担う人材の育成強化により当社グループのグローバルな成長の基盤となる組織づくりを進めています。
出典:社長メッセージ
キャリア採用者向けの研修や資格取得支援に加え、リーダー養成を含む研修の拡充も示されています。
出典:福利厚生
出典:キャリア採用FAQ
ダイフクへの転職を検討する方へ
ダイフクへの転職を検討する際は、携わりたい事業や顧客を定め、希望職種の業務に生かせる経験と実績を整理しましょう。
- 希望する事業領域と、関心を持つ顧客・現場の課題
- 職種に直結するスキル、技術、担当実績
- 安全、品質、顧客課題にどう向き合ってきたか
- 平均年間給与、勤務条件、福利厚生を比較する視点
会社の成長性はダイフクグループの連結業績と中期経営計画で確認し、待遇は株式会社ダイフク単体の平均年間給与と各求人の募集要項で確認しましょう。職種比較、経験の言語化、選考準備を進めたい方は、ギブクリエーションの無料面談をご活用ください。



