堀場製作所は、分析・計測技術を基盤に、自動車、環境、科学、医用、半導体に向けた機器を手がける計測機器メーカーです。事業はエネルギー・環境、バイオ・ヘルスケア、先端材料・半導体の3フィールドで語られ、2025年12月期は半導体を含む先端材料・半導体が1,565億円と最大の売上を占めました。グループ連結の売上高は3,330億円、営業利益は530億円。「ほんまもんと多様性を礎にソリューションで未来をつくる」を掲げています。
本記事では、中途採用状況や、転職に成功するためのコツなどを、求める人材像やギブクリエーション独自知見からわかりやすくまとめています。
堀場製作所(HORIBA)の中途採用状況・難易度
HORIBAグループはキャリア採用を積極的に行っています。2024年に国内HORIBAグループへ入社した人数は、キャリア採用155名、新卒採用84名でした。
2025年の入社者データでは、技術系、とくに開発系の採用比率が高いことが示されています。応募を検討する際は、採用難易度そのものではなく、自身の専門性や経験をどの事業・職種で生かせるかを整理することが重要です。
国内HORIBAグループにおける採用実績と職種の傾向は、次の通りです。
指標 | 数値・内容 | 対象 |
|---|---|---|
2024年のキャリア採用者 | 155名 | 国内HORIBAグループ |
2024年の新卒採用者 | 84名 | 国内HORIBAグループ |
2025年入社者の職種傾向 | 技術系、なかでも開発系の採用比率が高い | HORIBAグループ |
出典:データで見るキャリア採用
出典:キャリア採用者を支援!新たな絆とキャリアを築く宿泊研修
募集職種・求人/転職方法
HORIBAグループのキャリア採用サイトでは、堀場製作所、堀場エステック、堀場アドバンスドテクノ、堀場テクノサービスの国内4社を案内しています。堀場製作所の求人を検討する際は、自身の専門性が、技術開発、生産・品質、営業・事業、コーポレートのどの領域に当てはまるかを整理すると、応募職種を選びやすくなります。
堀場製作所の求人検索で示されるカテゴリーは、次の4つの職種群に分けて捉えられます。
職種群 | 求人検索のカテゴリー |
|---|---|
技術開発系 | 開発・設計、社内システム |
生産・品質系 | 資材・生産管理、生産・製造技術、品質保証・品質管理、サービスエンジニア |
営業・事業系 | 営業、営業管理・一般事務、経営・事業企画・マーケティング |
コーポレート系 | 人事・総務、法務・知財・輸出管理 |
たとえば開発・設計の経験者であれば、担当してきた製品・工程と解決した技術課題を軸に、計測・分析の仕事でどう価値を出せるかを組み立てられます。生産・品質職では、安定供給や品質向上に向けた改善実績が評価材料になります。営業・事業・管理職では、顧客課題を捉えた経験や、部門間を調整して事業を推進した実績を具体的に示しましょう。
出典:キャリア採用情報
出典:株式会社堀場製作所 採用情報
求める人材・選考・成功のコツ
HORIBAは、チャレンジ精神と主体性、好奇心と行動力、熱意と探求心を持つ人材を求めています。書類や面接ではスキルを並べるだけでなく、課題に挑戦した経験や、自ら行動して成果につなげた過程を具体的に伝えることが重要です。
求める人材
人事責任者メッセージでは、求める人財を次のように表現しています。
チャレンジ精神と主体性を持ち、夢に向かって突き進める人
好奇心と行動力を持ち、世界を舞台に活躍したい人
熱意と探求心を持ち、技術の力で社会の未来に貢献したい人
出典:人事責任者メッセージ/求める人財像
また、HORIBAグループは未来に向けた考え方として、次の言葉を掲げています。
ほんまもんと多様性を礎にソリューションで未来をつくる
出典:Our Future
面接では成果だけでなく、なぜその課題に取り組み、どのように判断・行動して成果につなげたのかまで説明しましょう。特に、次の三点を具体的な経験で示せると、人財像との接点をつくれます。
- 自ら課題を見つけ、どのように挑戦したか
- 関係者と誠実に協働し、どのように前進させたか
- 専門性を深め、課題の解決へどう生かしたか
出典:人事責任者メッセージ/求める人財像
出典:Our Future
選考の進め方
国内HORIBAグループのキャリア採用では、応募後に書類選考、一次面接、Web適性検査、最終面接、内定の順で進むと案内されています。一次面接はオンラインが基本で職種により対面の場合があり、最終面接はオンラインまたは対面です。
段階 | 形式・内容 | 公式の連絡目安 |
|---|---|---|
応募 | 応募手続き | — |
書類選考 | 提出書類による選考 | 原則1か月以内 |
一次面接 | オンラインが基本、職種により対面 | 1〜2週間程度 |
Web適性検査 | Webで実施 | — |
最終面接 | オンラインまたは対面 | 1〜2週間程度 |
内定 | 選考完了後に連絡 | — |
出典:キャリア採用情報
成功のコツ
志望動機では、関わりたい事業領域を明確にしたうえで、自身の専門性や経験をどのように生かせるかを具体的に示しましょう。エネルギー・環境、バイオ・ヘルスケア、先端材料・半導体のどこに関心があるかを定めたうえで、職務で積み上げた経験を結び付ける流れです。
準備では、職務上の成果を定量化し、挑戦、協働、専門性の三つについて具体例を用意します。専門性の棚卸しや求人比較、面接での経験の言語化に迷う場合は、ギブクリエーションの無料面談で転職の軸を整理できます。
出典:Our Future
出典:人事責任者メッセージ/求める人財像
会社・事業・業績
堀場製作所は、分析・計測技術を基盤に、自動車、環境、科学、医用、半導体に向けた機器と周辺サービスを展開しています。現在は、エネルギー・環境、バイオ・ヘルスケア、先端材料・半導体の3分野を注力領域としています。応募者にとっては、入社後にどの市場や社会課題へ関わりたいかを考える軸になります。
2025年12月期の各フィールドの連結売上高は以下の通りです。
フィールド | 主な領域 | 2025年12月期連結売上高 |
|---|---|---|
エネルギー・環境 | 自動車、環境 | 1,344億円 |
バイオ・ヘルスケア | 科学、医用 | 422億円 |
先端材料・半導体 | 半導体 | 1,565億円 |
出典:会社概要
出典:2025年12月期 決算短信〔日本基準〕(連結)
業績と中長期の方向性
2025年12月期のHORIBAグループ連結売上高は3,330億円、営業利益は530億円でした。2026年1〜3月期は、先端材料・半導体とエネルギー・環境分野の販売拡大を背景に増収増益となりました。これを受け、同社は2026年12月期の通期業績予想を上方修正しています。
中長期経営計画「MLMAP2028」では、2028年の目標として売上高4,500億円、営業利益800億円、ROE12%以上を掲げます。中長期経営計画「MLMAP2028」では、「MAXIMIZE VALUE」を掲げ、顧客ニーズと自社のコア技術を組み合わせた事業成長を目指しています。2028年の目標は、売上高4,500億円、営業利益800億円、ROE12%以上です。
区分 | 売上高 | 営業利益 | 性質 |
|---|---|---|---|
2025年12月期 | 3,330億円 | 530億円 | 連結実績 |
2026年12月期 | 3,730億円 | 680億円 | 連結予想(2026年5月14日修正) |
MLMAP2028 | 4,500億円 | 800億円 | 2028年の連結目標 |
出典:2026年12月期 第1四半期決算短信〔日本基準〕(連結)
出典:中長期経営計画「MLMAP2028」
年収・福利厚生
有価証券報告書によると、2025年の堀場製作所単体における平均年間給与は820万9,409円です。この金額には賞与と基準外賃金が含まれています。全職種、年齢、役割を平均した単体の指標であるため、個別の転職時に提示される条件とは分けて捉える必要があります。
指標 | 数値 |
|---|---|
平均年間給与 | 820万9,409円 |
従業員数 | 1,573名 |
平均年齢 | 42.8歳 |
平均勤続年数 | 16.0年 |
勤務条件と福利厚生
HORIBAグループでは、テレワークや時差出勤、時間単位の有給休暇など、柔軟な働き方を支える制度を設けています。育児・介護支援、持株制度、財形貯蓄なども用意されており、ライフステージの変化を見据えて働ける環境です。
- 働き方:テレワーク、時差出勤、半日・時間単位有給、リフレッシュ休暇、兼業制度
- ライフイベント:育児・介護に関する制度、時短勤務
- 資産・生活支援:持株、財形、福利厚生サービス
出典:働き方・福利厚生
働き方・キャリア支援
HORIBAグループでは、社内大学や海外公募派遣制度を通じて、専門性の向上と新たな挑戦を支援しています。新しい業務や部署へ挑戦できるCareer Challenge制度のほか、部署長と中長期的なキャリアについて話し合うCommunication面談も設けています。社内大学「HORIBA COLLEGE」、海外公募派遣、Career Challenge、部署長とのCommunication面談は、学習、異動、キャリア対話の機会を支える制度です。国内HORIBAグループのキャリア入社者には、会社理解を深め、将来のキャリアを考え、横のつながりをつくる研修も実施されています。
仕組み | 目的 |
|---|---|
HORIBA COLLEGE | 学びと専門性の向上 |
海外公募派遣 | 海外での挑戦機会 |
Career Challenge | 部門を越えたキャリアへの挑戦 |
Communication面談 | 部署長とのキャリア対話 |
キャリア入社者研修 | 会社理解、将来のキャリア、横のつながりづくり |
出典:教育研修・キャリア
転職を検討する方へ
堀場製作所は、分析・計測の専門性を、エネルギー・環境、バイオ・ヘルスケア、先端材料・半導体の市場課題へ結び付けたい人にとって検討材料のある企業です。技術職であれば開発や設計の経験を、生産・品質職であれば工程改善や品質保証の実績を、顧客・事業・管理職であれば顧客理解や部門横断の推進経験を対応付けることで、志望理由を具体化できます。
経験の棚卸し、求人比較、選考対策をまとめて進めたい方は、ギブクリエーションの無料面談で転職の軸と伝え方を整理できます。



